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つばきファクトリー・秋山眞緒が日本武道館で卒業 全編バンドセットの「花音」で新曲「ゼロからのうた」を初披露
つばきファクトリーの秋山眞緒の卒業公演「つばきファクトリー CONCERT 2026 AUTUMN Bloomy Groovy Story 秋山眞緒 Final『花音 -はなおと-』」が10月26日、東京・日本武道館で開催された。全編がバンドセットという編成で、本編22曲とアンコール3曲の計25曲。最後に秋山にとって最後の楽曲となる新曲「ゼロからのうた」が初披露された。秋山はハロー!プロジェクトで11年、つばきファクトリーで10年の活動に区切りをつけた。
OSHI.編集部 · 2026/10/27
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公演タイトルは本人が考えた「花音」
卒業公演のタイトル「花音 -はなおと-」は、秋山眞緒本人が考案したものだ。つばきファクトリーというグループ名の由来である「花」をテーマに置いている。 グループ名は2015年4月の結成時に名付けられた。公式のプロフィールでは、「万葉の時代から人々に愛されてきた日本原産の花・椿のように、端正で凛とした美しさをたたえつつ、エバーグリーンな瑞々しさと強さを備えたグループに育ってほしい」という思いと、活動停止中だったBerryz工房から受け継いだ「ファクトリー」を組み合わせた名前だと説明されている。 その「花」を自分の最後の公演名に引き戻したのが「花音」である。秋山は公演の最後に読み上げた手紙で「皆さんの心の片隅にも、秋山眞緒という花が咲き続けますように」と呼びかけた。タイトルと手紙が同じ言葉で閉じられる構成になっていた。
開演と同時に会場が赤一色になった
開演時刻の18:00を迎えると、会場はペンライトで赤一色に染まり、秋山の愛称である「まおぴん」のコールが響いた。そこへサングラス姿の秋山が1人で現れる。 秋山はサングラスを投げ捨ててセンターステージへ向かい、激しいEDMサウンドに乗せてソロダンスを繰り広げた。グループのダンスを支えてきたメンバーの卒業公演が、歌ではなくダンスから始まった形だ。 この冒頭の演出は、終盤でもう一度繰り返される。本編が終わったあと、会場は再び赤一色になり、まおぴんコールの中で真っ赤なドレスをまとった秋山が登場した。赤で始まり赤で終わる組み立てになっていた。
全編バンドセットで、楽曲のアレンジを作り替えた
この日のライブは全編がバンドセットだった。バンドメンバーは荒幡亮平(Key)、比田井修(Dr)、山口隆志(G)、わかざえもん(B)の4人。 ドラマチックなバンドセッションを経て、黒と赤を基調とした衣装のメンバーが登場。「Power Flower ~今こそ一丸となれ~」で幕を開け、「ハナモヨウ」「アドレナリン・ダメ」と畳みかけ、「今夜だけ浮かれたかった」で会場を沸かせた。 中盤では各バンドメンバーのソロプレイも交えながら、特別なアレンジが披露された。ムーディでジャジーな「純愛クラッシャー」、ラテン調の「低温火傷」、疾走感のあるロックサウンドの「雪のプラネタリウム」、ピアノを基調とした「ふわり、恋時計」。音源とは別の輪郭を持った演奏が並んだ。 アイドルグループの武道館公演でバンド編成を全編に通すのは、音の再現性より当日の演奏を取る選択だ。卒業公演という一度しかない日に、その形を選んでいる。
グループの歴史をたどるメドレー
ライブ中盤には、グループの歴史を詰め込んだメドレーが組まれた。構成は曲ごとに歌うメンバーを入れ替える形だった。 メジャーデビュー曲「初恋サンライズ」を谷本安美、小野瑞歩、小野田紗栞、秋山という初期メンバーで届けたあと、「妄想だけならフリーダム」で河西結心、福田真琳、豫風瑠乃が参加。「鼓動OK?」で石井泉羽、村田結生、土居楓奏が加わった。 「うるわしのカメリア」では、今回が初の武道館ライブとなる西村乙輝が堂々としたパフォーマンスを見せた。そして全員がそろったところで「FireWorks」がド派手な火柱の中で届けられた。 加入時期の順に歌い継いでいく構成で、2017年2月のメジャー1stシングルから現在までの流れを1本のメドレーに収めている。秋山が10年のあいだに迎えてきた後輩を、曲ごとに紹介していく作りでもあった。
終盤は「断捨ISM」から大合唱へ
VTRを経て、エモーショナルなナンバーが続いた。「I Need You ~夜空の観覧車~」では、メンバーが肩を組んで「まおぴん大好き!」と声をそろえた。 涙を誘う展開から一転、秋山の力強い煽りから「断捨ISM」に突入。メンバーはステージを駆け回ってタオルを振り回し、エネルギッシュなナンバーを連発した。「大好きなのに、大好きだから」で大合唱を巻き起こしたのち、ポップなラブソング「My Darling ~Do you love me?~」で本編を締めくくっている。 アンコールは、秋山のソロ曲「足りないもの埋めてゆく旅」から始まった。2021年発売の「2nd STEP」収録曲で、秋山は赤い紙吹雪が舞う中、客席に手を振りながら「心から愛せるわたし 少しずつ見つけていくの」と歌い上げた。
手紙で語った11年と、最後の新曲
最後に秋山は手紙を朗読した。2015年に親の後押しでハロー!プロジェクトに入った経緯を振り返り、長く時間を過ごしたメンバー、ファン、両親への思いを涙ながらに読み上げた。 秋山は「今日までのすべての出会いと愛を胸に、これからはまた新しい人生を歩んでいきます。未来の自分に限界を作らず、心に正直に、まだ見ぬ世界で新しい私らしい花を咲かせていきたいです」と宣言。さらに「今はアイドルとして再びステージに立つことは考えていませんが、いつかまた皆さんと出会える日が来たなら、温かく見守っていただけたら幸せです」と語った。 手紙は「ハロー!プロジェクトで11年、つばきファクトリーで10年。私を見つけ、愛し、育ててくださった全ての皆様、本当にありがとうございました」と結ばれている。 その後、残るメンバーがひとりずつメッセージを送り、11人で秋山にとって最後の楽曲となる新曲「ゼロからのうた」を初披露した。最後は「帰ろう レッツゴー!」をバンドメンバーとともに演奏し、秋山を送り出した。
秋山眞緒の10年
秋山眞緒は2002年7月29日生まれ、大阪府出身の24歳。2015年4月にハロプロ研修生となり、2016年8月13日に小野瑞歩、小野田紗栞とともに2期生としてつばきファクトリーに加入した。 グループのダンスを支える中心的な存在として10年にわたって活躍してきたが、新たな挑戦に踏み出すため卒業を決断したと説明されている。手紙の中では、当時最年少だった自分が8人の先輩を追いかけてきたこと、自分のよさを見失った時期があったことにも触れた。 つばきファクトリーは2015年9月にインディーズ1stシングル「青春まんまんなか!」、2017年2月にメジャー1stシングル「初恋サンライズ / Just Try! / うるわしのカメリア」を発売している。秋山の加入はその間の2016年で、メジャーデビューからの歩みをほぼすべて共にしたことになる。
残る11人の体制と、これからの接点
つばきファクトリーのメンバーは、公式プロフィール(2026年6月現在)でリーダーの谷本安美、サブリーダーの小野瑞歩、小野田紗栞、秋山眞緒、河西結心、福田真琳、豫風瑠乃、石井泉羽、村田結生、土居楓奏、西村乙輝の11名とされていた。秋山の卒業により、グループは10名での活動になる。 グループの日常的な接点は複数ある。Hello! Project公式サイトでは、楽曲「愛=運+縁+恩」のミュージックビデオがYouTubeで公開されていることが案内されており、この曲は「花音」の本編5曲目でも披露された。 ラジオも動いている。YBSラジオ「つばきファクトリーと梨子のradiko推進委員会」が毎週火曜21:00〜21:30、RKBラジオ「つばきファクトリーの『今夜だけ浮かレディオ』」が毎週木曜23:30〜24:00に放送されている。南海放送「杉作J太郎のファニーナイト」内の『Our Days for You』にも福田真琳が出演しており、つばきファクトリーのコーナーは20:30頃から10〜15分間だ。 会場となった日本武道館は、東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線の九段下駅2番出口から徒歩5分。来館者用の駐車場・駐輪場はなく、公共交通機関の利用が案内されている。帰りに駅周辺が混雑する場合は、歩道橋を渡って1番または3番出口を使うのが便利だと公式が案内している。