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AKB48、20年前と同じ灯台で『会いたかった 2026』MVを撮影 メジャーデビュー20周年の10月25日12時に公開、センターは17期生・佐藤綺星

AKB48が、メジャーデビュー曲「会いたかった」のリバイバル版『会いたかった 2026』のミュージックビデオを、10月25日正午12時に公式YouTubeチャンネルで公開する。10月25日は2006年の「会いたかった」リリースからちょうど20年にあたる記念日。撮影はオリジナル版と同じ千葉県館山市の洲埼灯台で行われ、センターを17期生の佐藤綺星が務める。

OSHI.編集部 · 2026/10/23

更新日:

AKB48『会いたかった 2026』MVが10月25日12時に公開されることを伝えるOSHI.の生成カード

OSHI.制作(公式写真の配布がないため生成カード) · 画像の出典 ↗

20年の歴史で初めての「リバイバル」

AKB48が『会いたかった 2026』のミュージックビデオを、10月25日の正午12時に公式YouTubeチャンネルで公開する。 「会いたかった」は2006年10月25日にリリースされたAKB48のメジャーデビューシングルで、MVの公開日はそのちょうど20年後の記念日にあたる。グループの20年の歴史のなかで、過去曲が正式にリバイバルされるのはこれが初めてとなる。 メジャーデビュー前には「桜の花びらたち」「スカート、ひらり」のインディーズシングル2作があり、「会いたかった」はその次に置かれた、全国に名前を出すための1枚だった。2007年の第58回NHK紅白歌合戦でAKB48が初出場を果たした際に披露されたのも、この曲である。

収録は8月19日発売の68thシングル『好きish』

『会いたかった 2026』は新曲として単独で出されたものではない。8月19日にリリースされた68thシングル『好きish』の通常盤・OS盤に、カップリング曲として収録されている。 つまり音源自体は2か月前から世に出ており、今回公開されるのは映像のほうである。シングル発売から約2か月遅れでMVを記念日にぶつける構成になっており、20周年の当日に向けて素材を温存していた形だ。 楽曲は原曲をそのまま再録したものではなく、新たなアレンジを加えた生演奏に乗せて歌唱されている。打ち込み主体だった2006年の原曲と比べたとき、この「生演奏」という一語が最も大きな違いになる。

センターは17期生・佐藤綺星

センターを務めるのは17期生の佐藤綺星。2006年のオリジナル版でセンターに立った前田敦子の位置を引き継ぐ形になる。 佐藤はこの起用について、ファンから「この曲が似合う」と言われていたこともあり、センターに決まってうれしかった、ありがたいと受け止めている旨を語っている。 興味深いのは、この企画が完全なトップダウンではなかったという点だ。佐藤によれば、メンバー側から「自分たちのスマートフォンで撮りたい」という声が上がり、スタッフにMVの制作を求めたことが、公式の撮影につながったという。20周年の記念映像が、現場からの提案を出発点にしているというのは、いまのAKB48の体温が出ている部分だろう。

千葉県館山市・洲埼灯台、同じ場所に同じ衣装で

撮影地はオリジナルMVと同じ、千葉県館山市の洲埼灯台。衣装もオリジナル版と同じ制服風のものが使われている。 再現された場面としては、灯台前の芝生でのリップシーン、自転車で坂道を全力で登るシーン、登校中のバス車内のシーンなどが挙げられている。佐藤は前田敦子が乗っていたものと同じオレンジ色の自転車を使い、坂を登る場面では力を入れて漕ぎすぎてカメラカーを追い越しそうになり、5回ほど撮り直したという。 衣装についても佐藤は、袖が長いのは「あざとさ」の演出ではなく前田敦子と同じ衣装である証拠だ、という趣旨の説明をしている。

平成版と令和版の「差」をどこに置いたか

完全な再現ではなく、2026年の映像として意図的にずらした部分もある。 最もわかりやすいのが冒頭の海を見つめるシーンで、前田敦子がコード付きイヤホンを使っていたところを、佐藤綺星はワイヤレスイヤホンで演じている。佐藤自身、平成版と令和版の違いを楽しんでほしいと話している。 20年という時間の長さを説明する台詞を入れる代わりに、イヤホンのコードの有無という一点に託している。原曲を知る層には即座に伝わり、知らない層には引っかからない。リバイバル映像の作り方としては、かなり抑制の効いた選択である。 また、MVには他のAKB48楽曲へのオマージュも取り入れられているとされている。

歌唱メンバーは17期生以降の16人

参加しているのは17期生以降の若手メンバー16人。秋山由奈、新井彩永、伊藤百花、奥本カイリ、川村結衣、工藤華純、久保姫菜乃、佐藤綺星、田中沙友利、橋本恵理子、平田侑希、水島美結、森川優、八木愛月、山口結愛、山﨑空である。 オリジナル版を同時代に体験していない世代で固めた編成になっている。メンバーの橋本恵理子は2006年生まれで、「会いたかった」は自分が生まれた年のシングルだと語っている。 20周年の記念映像を、20年前を知らない世代が演じる——という構造そのものが、この企画の中身だと言ってよい。

原曲と見比べる準備をしておきたい

公開は10月25日(日)正午12時、AKB48公式YouTubeチャンネル。 楽しみ方としては、公開前にオリジナル版の「会いたかった」MVを一度通して見ておくのが手堅い。灯台前の芝生、坂道の自転車、バスの車内という3つの場面を覚えておけば、令和版でどこが同じでどこが違うかがその場でわかる。イヤホンのコードの有無は冒頭数秒で確認できる。 音源のほうは8月19日発売の68thシングル『好きish』の通常盤・OS盤に入っている。MVを見て気に入ったら、生演奏アレンジのフルサイズはそちらで聴ける。

20周年の節目に何が置かれたか

20周年のアニバーサリーで、新曲の大型タイアップでも、ドーム公演の発表でもなく、デビュー曲のMVを同じ場所で撮り直す——という選択がされた点は記録しておきたい。 グループの規模が大きくなるほど、記念日には「これまでで最大の」という形容詞が付くイベントが置かれがちである。今回はその逆で、20年前のロケ地に戻り、同じ衣装を着て、同じカットを撮っている。規模ではなく座標を確認する企画だ。 洲埼灯台は館山市の西端、東京湾の入口に立つ灯台で、館山駅からバスでアクセスできる。MV公開後に実際に足を運ぶファンも出るだろうが、生活道路と住宅が近い場所であり、現地のルールに従った行動が求められる。