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AsIs、6都市の旅をZepp DiverCityで締めくくる。23曲と新曲「羅針盤」から読むツアーファイナル

ツアーの終わりに、新しい「羅針盤」が置かれた。AsIsは9月9日、Zepp DiverCity(TOKYO)で2nd TOUR 2026「ただ、きみが好き」のファイナルを開催。初のフルバンドセット、本編19曲とアンコール4曲、新曲の初披露という内容で、6都市を巡った旅を締めくくった。公式の曲順と終演後の発表をたどり、ツアーがどこから始まり、何を次へ残したのかを整理する。

OSHI.編集部 · 2026/9/18

更新日:

AsIsの2nd TOUR 2026公式ライブ写真

AsIs 2nd TOUR 2026公式X掲載写真 · 画像の出典 ↗

福岡から台湾、札幌を経て東京へ

ツアーは6月21日の福岡・トヨタホール スカラエスパシオからスタート。7月18日に名古屋・Zephyr Hall、20日に大阪・amHALL、8月9日に台湾・Corner House 角落文創展演空間、16日に札幌・cube gardenを巡り、9月9日の東京へたどり着いた。国内5都市に台湾を加えた6都市の行程だ。 このツアーは、3月29日の2周年公演で発表されたもの。春に示した予定を夏から秋へ実行し、最後にZepp DiverCityへ集まる流れだった。東京公演だけを見ると一夜のワンマンだが、日程を並べると、約3か月にわたって各地で同じツアー名を掲げてきたことが分かる。 ファイナルでは、グループ初のフルバンドセットを導入。会場の変化に加えて、演奏形態にも新しい条件を持ち込んだ。公開資料から具体的な音の聴こえ方まで断定はできないが、ツアー最後の一日を、これまでと同じ形式で再現する公演にしなかった点は押さえておきたい。

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AsIs 2nd TOUR 2026東京ファイナル公式セットリスト
AsIs 2nd TOUR 2026東京ファイナル公式セットリスト/公式X

「ただ、きみが好き」から始まる本編19曲

公式セットリストはintroductionに続き、ツアーと同名の「ただ、きみが好き」で幕を開ける。2曲目は「きみの好きを否定なんかしない」、3曲目は「ノイズを黙らせろ」。公演の入口に、自分や相手の「好き」をめぐる曲名が続く並びだ。 その後は「Re:BANG」「Braver!」「UTAKATA」「あと、1センチの本音」「特別アドラブル」「be yourself」「『拝啓、過去の自分』」へ。中盤には「Black Swan」「outline.」「絶望歌」「大人の青春」「NO FILTER.」「一機」が並び、終盤の「Start line」「We are IDOL」を経て、本編最後の「想ってたより青かった」に至る。 19曲という長さを利用して、一つの短い対バンでは収まりきらない楽曲を並べられるのがワンマンの強みだ。特定の一曲だけを入口にAsIsを知った人も、曲順を追うことで、ほかにどんなタイトルを持つ作品を歌っているかが分かる。公式はSpotifyとYouTube Musicのプレイリストも案内しており、公演後も順番をたどる手がかりを残している。

本編の最後と、アンコールの最初に注目する

「想ってたより青かった」は8月29日にMVが公開された楽曲。その曲を本編の最後に置き、アンコールの最初に新曲「羅針盤」を初披露した。ツアー終盤に映像として届いた曲と、その日に新しく加わる曲が、公演の二つの区切りに並んだことになる。 9月10日の公式告知によると、「羅針盤」の作詞は青葉紘季・ななむぎ、作曲は青葉紘季・大山聖福。告知には「coming soon」と記されていたが、この記事で確認した情報から配信日を決めつけることはできない。ライブで初披露されたことと、音源がいつ手元に届くかは分けて受け止めたい。 アンコールはその後、「いつかの僕らの声に応えて」「未完成地図」「愛を叫ぶ」と続く。「羅針盤」と「未完成地図」という二つの曲名が同じアンコールにあるのも、旅を終えた公演の並びとして印象に残る。これは曲順からの読み取りだが、完成した答えを置くより、次へ進む余地を残した締め方と捉えることができる。

ライブ前後まで含めて、ツアーを共有する

ファイナルへ向けては、8月末のカラオケ企画や27時間配信、9月4日の1stツアーファイナル全編YouTube公開など、ライブ当日以外の接点も用意された。以前の公演を振り返る機会と、いまのメンバーの発信を追う機会を重ねて、東京公演へ向かう組み立てだった。 終演後にはセットリストや写真が公開され、9月12日には御礼の大特典会も行う形で案内された。参加した人にとっては思い出を整理する材料になり、東京へ行けなかった人にとっても、ツアーがどう終わったのかを知る手がかりになる。 一方、運営は9月10日、東京公演の事前案内や物販、入場・受付、終演後の特典会などに不十分な点があったことを公式サイトで謝罪し、改善の方針を示した。公演の成果を振り返る際にも、この発表は切り離せない。個々の来場者の体験を一括りにせず、運営自身が挙げた課題と、次の現場でどう改善されるかを見ていきたい。

次は3組で巡る「三都共鳴」へ

ツアー後には、AsIs、THE ENCORE、カラフルスクリームによる3マンツアー「三都共鳴」も発表された。名古屋・東京・大阪の3都市を3組で巡る企画で、AsIsだけで長い時間をつくるワンマンとは違う公演になる。 今回のファイナルで23曲を並べたあと、ほかの2組と共演するときにどの曲を選ぶのか。新曲「羅針盤」が今後どんな位置に置かれるのか。その二つは、次の活動を追う具体的な見どころになる。大きな会場を終えたという事実だけで区切るより、曲と公演形式の変化を見ていくと、ツアーの後も話が続いていることが分かる。 「ただ、きみが好き」という短いタイトルのもとに、6都市と23曲、初のフルバンドセットが重なった。次のライブへ向かう前に、まずは本編最後の「想ってたより青かった」と、アンコールで生まれた「羅針盤」の位置を覚えておきたい。ツアーを閉じた曲と、その先を知らせた曲の両方から、今のAsIsを見られる。