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モーニング娘。'26、77枚目のシングルで小田さくら最後のリリイベ 15年の自己採点は「98点」、残す2点は横浜アリーナへ

モーニング娘。'26が9月30日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場でニューシングル「Lonely...But not Alone / YesかNoか私か」の発売記念イベントを開催した。結成30年目の通算77枚目にあたる今作は、12月11日の横浜アリーナで卒業する小田さくらのラストシングルであり、今年加入した18期4人の初参加シングルでもある。

OSHI.編集部 · 2026/10/1

更新日:

「RELEASE EVENT|モーニング娘。'26 77枚目のシングル、小田さくら最後のリリイベ。自己採点は98点」と書かれたOSHI.の記事カード

OSHI.作成(発言・日程は音楽ナタリーの取材記事より) · 画像の出典 ↗

池袋サンシャインシティで、ひとつの世代交代が同時に起きた

9月30日、東京・池袋サンシャインシティの噴水広場で、モーニング娘。'26のニューシングル「Lonely...But not Alone / YesかNoか私か」の発売記念イベントが開かれた。商業施設の吹き抜けで行われる、ハロー!プロジェクトにとっては見慣れた形のイベントだ。 ただ、この日のリリイベには2つの意味が重なっていた。ひとつは、12月11日に神奈川・横浜アリーナでグループとハロー!プロジェクトを卒業する小田さくらにとって、最後のシングルのリリイベだということ。もうひとつは、今年18期メンバーとして加入した杉原明紗、安田美結、鈴木もあ、石川華望の4人にとって、初めて参加したシングルのリリイベだということだ。 出ていく人と入ってきた人が同じ台の上に立つ。モーニング娘。が28年やってきたことの縮図が、平日夜の噴水広場でそのまま起きていた。

通算77枚目、結成30年目のシングル

今作はモーニング娘。にとって通算77枚目のシングルにあたる。グループは1997年秋に結成され、1998年1月にシングル「モーニングコーヒー」でメジャーデビューした。今年で結成30年目に入っている。 数字の積み上がり方は他に例がない。1998年9月発売の3rdシングル「抱いてHOLD ON ME!」で初めてオリコン週間ランキング1位を獲得し、同年末にはNHK紅白歌合戦に初出場。1999年9月の7thシングル「LOVEマシーン」は初のミリオンヒットになった。2014年1月にアーティスト名を「モーニング娘。'14」へ改め、以降は毎年元日に名義を更新している。 小田はイベント後に「77枚目のシングルというのはなかなか聞かない数字だと思います。これからも進化していくのでよろしくお願いします!」とファンに向けて話した。77という数字を「達成」ではなく「途中」として語る言い方は、卒業を控えた本人の口から出たからこそ効いていた。

新曲の聴きどころは、メンバー自身がこう説明した

イベントに先立つ取材会では、メンバーが2曲の注目ポイントを自分の言葉で説明している。 「Lonely...But not Alone」について山﨑愛生は、サビ前の間奏のダンスを挙げ「練習のときに足が絡まって転びそうになったくらい激しくて、新しい挑戦にも注目してほしいです」と話した。櫻井梨央は「胸を張って未来を歌っているので、たくさんの方に聴いていただきたいです」とアピールしている。 もう1曲の「YesかNoか私か」については、岡村ほまれが「学生の甘酸っぱい恋心を歌った曲です」と紹介し、新メンバーが入ったからこそ歌える楽曲だと語った。井上春華は「冒頭のフォーメーションがかわいくてポイントです」と見どころを挙げた。18期4人が入ったことで歌える題材が変わる、という指摘は、12人編成のグループの構造をそのまま言い当てている。

18期は全員が現役中学生、ジェネレーションギャップは3DSで露出した

シングル初参加となった18期の4人は、それぞれ加入からの実感を語った。鈴木もあは「夢だったデビューができて、モーニング娘。に入ることができてうれしいです。18期4人で切磋琢磨してがんばっていきたいです!」と話し、石川華望は「憧れの存在だったグループに加入できたことに実感が湧いてきて、メンバーになったんだなと感じています」と述べた。 安田美結は「モーニング娘。に加入して、新しい自分を知ることができました。これから同期4人でいっぱい歌って、輝いていけたらいいなと思います」と語り、杉原明紗は今後の目標を聞かれ「学べることをたくさん学んで、モーニング娘。でもっといろんな景色を見に行きたいです」と答えている。 18期は全員が現役の中学生だ。先輩メンバーのなかで唯一の10代である弓桁朱琴も、ギャップを感じているという。「ゲーム機といえば、私は3DSが全盛期だったんですけど、18期は遊んだことがないみたいで。Nintendo Switchのほうが馴染みがあるみたいなんです」。ここに小田が「3DSも新しいほうですよね(笑)」とツッコミを入れた。10歳差と、ひと回り以上の差が、同じグループの中に並んでいる。

小田さくらの自己採点は98点、残した2点の置き場所

12月の卒業について問われた小田は、まず寂しさを口にした。「メンバーもファンの方もお仕事も楽曲もすべてが大好きで、こんな大好きな環境をなぜ離れると決めたんだろう」。そう言いながら、続けてこう語っている。「誰かが抜けて誰かが入って、そうやって形を変えながら続いてきたモーニング娘。に私も加わることができたから、カッコよく去らなきゃいけないなと思っています」。 ここまで約15年の活動の自己採点は「98点」だと明かした。理由の説明が印象的だ。「100点じゃないのは、完成したら辞めないといけないと思っていたからで。最後の横浜アリーナまで2点を残して『次回のほうがもっといいパフォーマンスをするんだろうな』と思われたまま卒業したいです」。 満点を取らないことを意志として選んでいる、という言い方である。残した2点は、12月11日の横浜アリーナに預けられたことになる。

リーダーはリリース当日、つんく♂と連絡を取っていた

リーダーの野中美希は、リリース当日の9月30日につんく♂と連絡を取り合っていたことを明かした。「(メッセージを受け)楽曲をみんなで素敵に表現できたらいいなと思いました」と話している。 28年続くグループの現在のリーダーが、グループの原型をつくった作家とその日のうちにやり取りをしている。77枚目という数字の重みは、こういう細部に出る。 イベント本編は「Lonely...But not Alone」から始まった。MCで18期に拍手が送られると、杉原は「憧れていた場所でリリースイベントができることがうれしいです!」と笑い、鈴木は「初めてのリリースイベントですごく緊張しているんですけど、自分の魅力を伝えられるように、そして皆さんのお気に入りになるようにがんばります!」と話した。その後「YesかNoか私か」とカップリング曲「光の彼方に」を披露し、最後に小田が「最後まで全力でがんばっていきますので、皆さんに見守っていただけたらと思います!」と挨拶。もう一度「YesかNoか私か」を歌ってイベントを締めくくった。

12月11日までに追うべきもの

小田さくらの卒業公演は12月11日、神奈川・横浜アリーナ。ここが本人が「2点を残す」と言った到達点になる。チケットの受付状況と公演情報は、ハロー!プロジェクトの公式サイトで確認するのが確実だ。 新曲2曲は、18期4人が初めて参加した音源であると同時に、小田が参加した最後の音源でもある。この2つが同じ1枚に同居している状態は、あとから振り返ったときにしか意味が確定しない種類の記録だ。聴くなら、いま聴いておいたほうがいい。 リリイベはハロー!プロジェクトの場合、商業施設で無料で見られる形が多い。今回の池袋サンシャインシティのように、CDを持っていなくても通りかかれば見られる場が卒業までにまだ組まれる可能性がある。公式の告知を追っておきたい。