OSHI. オシドットライブを探す ↗
NEWS
みんなの投稿

当日参加ガイド / OSHI. ORIGINAL

リリースイベントの本人確認書類とQRコード|当日に帰されないための準備ガイド

アイドルのリリースイベントで参加できなかった人のほとんどは、チケットを取れなかったからではなく、身分証かQRコードを持っていなかったからだ。顔写真付き1点か、なしなら2点。QRは前日までに表示を確認する。実際の運営告知をもとに、当日に困らない準備を整理した。

OSHI.編集部 · 2026/10/24

更新日:

リリースイベントでは本人確認書類を忘れると参加できないことを伝えるOSHI.の記事カード

OSHI.作成 · 画像の出典 ↗

なぜ本人確認が必要になったのか

リリースイベント、いわゆるリリイベで本人確認書類の提示を求められるケースが、ここ数年で明確に増えた。 理由は転売対策だ。撮影会券や握手券は、参加券という形でCDに付いてくる。券そのものは紙やデジタルコードなので、本来は誰でも使える。そこに「購入者本人のみ参加可」というルールを課すと、転売された券は使えなくなる。それを担保する手段が本人確認になる。 たとえば2026年10月24日にベルサール西新宿で開かれた高嶺のなでしこのリリースイベントでは、主催のビクターエンタテインメントが「参加は購入者本人のみ」と明記したうえで、参加に必要なものとしてQRコードと本人確認書類の2点を挙げている。 重要なのは、これが例外ではなく標準になりつつあるという点だ。「前に行ったときは何も言われなかった」という経験は、次のイベントでは通用しない。イベントごとに主催者が違えば、ルールも違う。

顔写真付き1点、なしなら2点

本人確認書類の要件は、おおむね次の形で示される。 ・顔写真付きのもの1点 … マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど ・顔写真なしのもの2点 … 健康保険証、住民票など これは高嶺のなでしこのイベント告知に書かれている実際の要件だ。多くのリリイベがほぼ同じ基準を採っている。 注意点は2つある。 第一に、コピーは不可。スマートフォンで撮った写真も、原則として認められない。原本を持っていく必要がある。 第二に、有効期限切れは不可。運転免許証やパスポートの期限は、出発前に確認しておきたい。学生証を使うつもりなら、年度が切り替わっていないかも見ておく。 顔写真なしの書類を2点そろえる場合、健康保険証と住民票というのが典型例だが、住民票は取りに行く手間がかかる。普段から持ち歩ける組み合わせを考えておくほうが現実的だ。

当日券を買うつもりでも身分証は要る

見落とされやすいのが、ここだ。 「事前予約していないから、当日会場で買えばいい」と考えている人も、本人確認書類は必要になる。高嶺のなでしこのイベント告知には、当日販売のみで購入する場合も本人確認書類が必要と明記されている。 当日販売は、会場に設けられた販売ブースで開く。多くの場合、イベント開始の30分から1時間前が販売開始時刻だ。先の例では、イベント開始11:30に対して当日CD販売が10:30開始だった。 さらに、当日販売には「部ごとの販売終了時刻」が設定されることがある。先の例では、各部の受付終了が開始の40分後、当日販売の終了はその10分前だった。つまり「受付に間に合えば買える」とは限らない。販売終了のほうが先に来る。 当日参加を考えているなら、確認すべきは3つ。販売開始時刻、販売終了時刻、そして身分証を持っているか。

QRコードは前日までに表示を確認する

電子化が進んだぶん、当日のトラブルはQRコード周りに集中するようになった。 高嶺のなでしこのイベントでは、VICTOR ONLINE STOREのマイページにある「イベント受付バーコード」からQRコードを取得する方式が採られた。表示が可能になるのは前日から。つまり、前々日に確認しようとしても表示されない。 ここから導かれる準備は3つある。 1. 前日のうちにマイページにログインし、QRコードが表示されることを確認する 2. 表示できたらスクリーンショットを撮っておく。ただし主催者がスクリーンショット不可としている場合もあるので、告知を確認する 3. ログインに必要なメールアドレスとパスワードを思い出せるか確認する 3番目が意外に効く。購入から当日まで1か月近く空くことがあり、その間にパスワードを忘れる人が一定数いる。会場の電波状況が悪い中でパスワード再発行をするのは、かなり厳しい。 また、スマートフォンのバッテリーは当日の生命線になる。モバイルバッテリーは持っていったほうがいい。画面の明るさを最大にしないと読み取れないリーダーもある。

参加券の枚数ルールと、譲渡の禁止

参加券には、1回で使える枚数の上限が設定されていることが多い。 高嶺のなでしこの個別2ショット撮影会の例では、1回の参加で使える参加券は最大3枚。3枚以上持っている場合は、1回でまとめて3枚提示する運用だった。4枚持っていれば、3枚と1枚に分けて2回並ぶことになる。 枚数によって内容が変わる形式もある。CiONが2026年11月18日にタワーレコード渋谷店で開く「THIS IS ME!!!!!/BRASS ON」リリースイベントでは、特典券の枚数で参加できる内容が分かれている。 ・1枚 … 全員とのハイタッチ会 ・2枚 … 選んだメンバーとの2ショットチェキ(日付・サイン入り) ・3枚 … 全員とのお見送り会(動画撮影可、静止画は不可) ・4枚 … ランダムに3人と2人に分かれた集合撮影会 この場合、何がほしいかで買う枚数が決まる。会場に着いてから考えるのでは遅い。 どのイベントでも共通するのが、参加券の譲渡禁止と再発行不可だ。紛失・盗難・破損のいずれでも再発行されない。デジタルでも紙でも、当日まで確実に管理する必要がある。

荷物とクローク:「ない」前提で動く

リリイベの会場は、ライブハウスやホールと違ってクロークがないことが多い。 高嶺のなでしこのベルサール西新宿でのイベントでは「持ち込みは1人1個まで、クロークなし」とされていた。会場であるベルサール西新宿の公式サイト自体にも、クロークやコインロッカーの常設についての記載はない。 屋外や公共空間でのイベントだと、さらに条件が厳しくなる。同じグループが11月3日に汐留シオサイトで開くイベントでは、次のルールが示されている。 ・手荷物検査と金属探知機による検査が必須。拒否すると入場できない ・荷物は1人1個まで。三辺の合計が115cm(55×40×25cm)以上のバッグは不可 ・クロークなし ・危険な金属類、液体、カッター、はさみ、花火、ピン、缶、アルコール類などは持ち込み禁止 三辺合計115cm未満というのは、機内持ち込みサイズのスーツケースより小さい。遠征でキャリーケースを引いて会場に行くと、入場できない可能性が高い。 対策は単純で、駅のコインロッカーを使うことだ。会場最寄りではなく、ひとつ手前の大きな駅で預けるほうが空いている。

撮影会・握手会の現場ルール

参加できたとして、その場でのルールも事前に読んでおきたい。公開されている運営告知から、代表的なものを挙げる。 撮影会の場合(高嶺のなでしこの例) ・撮影はスタッフが参加者のスマートフォンで行う。標準のカメラアプリを使用し、横向き(11月3日の集合撮影会では縦向き指定) ・撮り直しは原則なし ・立ち位置やポーズの指定、表情の指示は不可 ・メンバーへの接触、接触しているように見えるポーズは不可 ・顔のみのアップ、メンバーのみの撮影は不可 ・写真の保存は自己責任。容量不足やバッテリー切れでも撮り直しはない 握手会の場合(同) ・強く握る、引っ張る、握り込むのは不可 ・指輪やアクセサリー、腕時計は外して入場する(結婚指輪は除く) ・握手している相手と話す。終了はスタッフの合図 いずれも「知らなかった」では済まされず、違反すると以後のイベント参加を断られることがある。告知ページの注意事項は、長くても一度は通して読んでおきたい。

商品の受け取り方法を確認する

最後に、見落とされやすい実務の話をひとつ。 リリイベで買ったCDは、その場で手渡されるとは限らない。高嶺のなでしこのベルサール西新宿でのイベントでは、受け取りは配送のみ。送料は事前抽選CD予約販売が770円(税込)、当日CD予約販売が800円(税込)で、発送はアルバムの発売日と同じ11月18日の予定だった。 店舗イベントでは、店頭受け取りが設定されることもある。CiONのタワーレコード渋谷店でのイベントでは、発売前日の夕方以降にタワーレコード渋谷店で受け取るか、950円の配送を選ぶ形になっている。さらに、取り置き商品は2027年1月6日までに引き取る必要があるという期限も設定されている。 つまり、イベント当日にCDを持って帰れるとは限らず、受け取りに別の予定が必要になる場合がある。遠方から参加する人は、配送を選ぶほうが確実だ。 また、キャンセル・返品・参加券の変更ができないのが通例である点も、購入前に理解しておきたい。

当日の持ち物チェックリスト

出発前に、この順で確認してほしい。 □ 本人確認書類(顔写真付き1点、または顔写真なし2点)。原本・期限内 □ QRコードが表示できること。前日までに確認済み □ 参加券(紙なら現物、デジタルなら表示方法) □ スマートフォンの空き容量とバッテリー。モバイルバッテリー □ 荷物は1個以内。大きいものは駅のロッカーへ □ アクセサリー類(握手会がある場合は外す必要がある) □ 現金とキャッシュレス決済の両方(当日販売の決済手段は主催者による) □ 会場名と住所。同名の別施設がないか確認 □ 当日販売の開始時刻と終了時刻 □ 受付終了時刻 身分証とQRコード。この2つさえ押さえておけば、当日に門前払いを食う確率は大きく下がる。あとは時間に余裕を持って出ることだ。 個別のイベントの条件は主催者が決める。必ず該当イベントの公式告知を読んでから出発してほしい。会場へ直接問い合わせないよう案内されていることが多いので、質問先は主催者の問い合わせ窓口になる。