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渋谷WWW / WWW X 会場ガイド:元シネマライズの2つの箱。WWWは地下、WWW Xは2階、ロッカーは105と210

渋谷WWWとWWW Xは、スペイン坂の「ライズビル」に入る2つのライブハウス。かつてミニシアターブームを牽引した映画館シネマライズの跡地で、WWWが地下、WWW Xが2階にある。名前が似ているので取り違えやすいが、入口も設備も別。初めて行く人が事前に押さえるべき差を整理した。

OSHI.編集部 · 2026/10/1

更新日:

「会場ガイド|渋谷WWW / WWW X 旧・渋谷シネマライズが2つのライブハウスになった」と書かれたOSHI.の会場ガイドカード

OSHI.作成(施設情報はWWW / WWW X公式サイトより) · 画像の出典 ↗

まず、名前が2つあることを理解する

渋谷には「WWW」と「WWW X」という、名前がほとんど同じライブハウスが2つある。どちらも住所は東京都渋谷区宇田川町13-17。同じ「ライズビル」に入っている。 違うのは階だ。公式サイトの施設案内によると、WWWはライズビルの地下、WWW Xは同じビルの2階にある。電話番号も別で、WWWは03-5458-7685、WWW Xは03-5458-7688。 チケットに書かれているのがどちらなのかを、家を出る前に確認すること。これが最初にやるべきことだ。同じビルなので最悪でも館内で移動できるが、入場列が別に作られるため、間違った列に並ぶと整理番号の順番を逃す。

元・シネマライズという出自

このビルは、かつて映画館「シネマライズ」だった。WWW / WWW Xの公式Xアカウントも、ライズビルが「トレインスポッティング」「ムトゥ 踊るマハラジャ」「アメリ」などのヒットを連発し、ミニシアターブームを牽引した映画館シネマライズだったことを紹介している。 3つあったスクリーンのうち2つの跡を改修してWWWがオープンし、残る1スクリーンの跡にWWW Xが作られた、という経緯だ。日本語版ウィキペディアの記述では、WWWの開業は2010年11月19日、WWW Xは2016年9月1日とされ、運営は株式会社スペースシャワーネットワークとなっている。 この出自は、実際に入ると体感できる。映画館のスクリーンだった空間なので、床に傾斜の名残があり、後方から前方のステージが見やすい。ライブハウスとしてゼロから設計された箱とは、視界の作り方が違う。

WWWの中はどうなっているか

公式サイトの施設案内では、WWWのメインフロアにラウンジ、ステージ、コインロッカー105個、バーカウンター2基、トイレがあるとされている。 音響の面では、イギリス製スピーカー「FUNKTION-ONE」を英国仕様と同じ240Vで駆動していることが記載されている。加えて、ジャズピアニストの上原ひろみが選定したグランドピアノが常設されているという説明もある。ライブハウスにグランドピアノが常設されている例は多くない。生演奏を伴うアイドルの公演や、アコースティック編成の対バンが組まれることがあるのは、この設備があるからだ。 コインロッカーが105個という数字は、押さえておく価値がある。満員の公演では足りない可能性がある数だ。

WWW Xの中はどうなっているか

WWW Xは2層構造になっている。公式サイトの案内では、ラウンジフロアにコインロッカー210個、メインフロアにステージとバーがあるとされている。 音響はフランス製の「L-Acoustics」ラインアレイスピーカーで、こちらも240V駆動。さらに10,000ルーメンのプロジェクターが備えられており、映像を使った演出に対応する。映像演出込みのワンマンや、VJを入れるイベントでWWW Xが選ばれるのは、この設備差による。 ロッカーの数はWWWの105個に対してWWW Xは210個。同じビルでも倍の差がある。荷物の多い遠征で「WWWだと思っていたらWWW Xだった」あるいは逆だった場合、荷物の置き場所の見通しが変わってくる。

22時以降は20歳未満が入れない

この2会場で最も注意すべきルールがこれだ。公式サイトには「22:00以降、20歳未満の方のご入場はお断りしております。年齢確認のため、顔写真付きの公的身分証明書をご持参ください」と明記されている。 つまり深夜帯にかかるイベントは、20歳未満は入れない。そして20歳以上であっても、顔写真付きの公的身分証明書がなければ年齢確認が通らない可能性がある。学生証ではなく、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどを想定しておく必要がある。 アイドルの対バンイベントは終演が遅くなることがあり、深夜帯に食い込む編成も存在する。10代のファンが多いグループの公演に行く場合、イベントの開催時間帯とこのルールの関係を、チケットを取る前に確認しておきたい。

行き方と、車で行けないこと

場所はスペイン坂。渋谷駅から徒歩で向かう立地で、公式サイトはGoogleマップで経路を確認するよう案内している。 重要なのは、公式サイトが「駐車・駐輪スペースはないため、公共交通機関のご利用をお勧めします」と明記している点だ。車も自転車も置く場所がない。近隣のコインパーキングを使うことになるが、渋谷のセンター街周辺は料金が高く、公演の時間帯は空きも読めない。電車で行く前提で組むのが現実的だ。 渋谷駅から宇田川町までは、スクランブル交差点を渡ってセンター街を抜けるルートが一般的で、人が多い時間帯は徒歩の所要時間が伸びる。開場時刻に合わせるなら、駅から先の混雑を多めに見積もっておきたい。

開演前と終演後の渋谷の過ごし方

この2会場の利点は、立地そのものだ。渋谷の中心部にあるため、開演前に時間を潰す場所も、終演後に食事をする場所も困らない。センター街と宇田川町一帯には飲食店が密集しており、深夜まで営業している店も多い。 一方で、これは混雑と表裏だ。週末の夕方に物販や整理番号順の待機がある場合、周辺で座って待てる場所を見つけるのは簡単ではない。飲食店に入って時間調整するつもりなら、待ち時間も込みで逆算しておくこと。 終演後については、渋谷は終電の選択肢が多い。JR、東急、京王井の頭線、東京メトロの複数路線が使える。ここが郊外のライブハウスとの決定的な差になる。深夜帯のイベントに行く場合でも、始発まで粘るか終電で帰るかを選べる。ただし前述のとおり、深夜帯は20歳未満が入れない。

行く前のチェックリスト

(1)チケットの会場表記がWWWかWWW Xか。地下か2階かが変わる。(2)イベントが22時以降にかかるか。かかる場合、20歳未満は入場できない。(3)顔写真付きの公的身分証明書を持つ。深夜帯は年齢確認がある。(4)荷物。ロッカーはWWWが105個、WWW Xが210個。満員なら足りない前提で、渋谷駅のコインロッカーも候補に入れる。(5)車と自転車は使えない。 公演ごとの入場方法、物販時間、ドリンク代の扱いは主催者の告知が優先される。この記事に書いたのは施設側の情報なので、公演固有の条件はチケット販売ページと主催者のSNSで確認してほしい。 公式サイトのスケジュールページには、2026年10月から12月の公演が掲載されており、「WWW & WWW Xアニバーサリーシリーズ」として組まれたイベントも並んでいる。どちらの会場で何が行われるかは、そこで確認できる。